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このブログは主に親指シフトを用いて書かれています

読書感想

最近やったこと

結構ネタバレがある 読んだ本と見た映画 kindleでハヤカワセールやってるのでSFを読んでる。kindleやばい。いつでも読めるのでいつでも読むことが出来る。 夏への扉作者:ロバート A ハインライン,福島 正実発売日: 2013/05/24メディア: Kindle版 猫の描写が…

教養としての経済学 をよんだ

サイコパス3期でリーマンショックの話が出てきたので読んでみた。 唐之杜姐さんの安心感な。主人公組が自立してて常守とはちがうなぁって感慨に浸ったりしています。 ハードなSFを読むのに経済学とか金融とか、民族言語などなど広範な文系知識を要求されるの…

Github実践入門 をよんだ

なーんか感覚でcommitしてんな〜〜って人、いますか? 感覚でcommitをするな。 とは言ってみたものの、この本にcommitの粒度が詳しく解説してあるわけではないです。できるだけ細かく。コミットメッセージ以外のことはやらない、と書いてあるくらい。 この本…

Reactアプリケーション開発テクニック を(大体)読んだので注意点をまとめる

正式名称はいまどきのJSプログラマーのための Node.jsとReactアプリケーション開発テクニック。長い。 この本はreactに限らず、electron, react native, flux, webpack, babel, websocket, expressなど、様々な技術を扱っていて、ベストプラクティスを学べる…

HTML5/CSS3モダンコーディングを読んだ

react nativeすげーとか、モダンなwebアプリ作りてえなぁとか、大学のwebシステムのデザイン変えてえなぁとか思ってたのがきっかけだが、とにかくwebデザインの知識がないと始まらないので泣く泣くデザインの本を買った。最初はあんまり興味なかったんだけど…

pythonプロフェッショナルプログラミングを(大体)読んだ

読んだ。kindleで買ったら800円くらいポイントが付いてきたのでラッキー。 個人開発で限界を感じてる人におすすめ。 Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版作者: 株式会社ビープラウド出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2018/06/12メディア: 単…

「新しいLinuxの教科書」を読んだ

新しいLinuxの教科書 作者: 三宅英明,大角祐介 出版社/メーカー: SBクリエイティブ 発売日: 2015/06/06 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (6件) を見る PCを自作して、OS代をケチってubuntuにしたはいいがわからないこと多すぎるのと、プログラミング…

伊藤計劃トリビュート の感想

伊藤計劃ファンとしてはかなり満足度高かった。 公正的戦闘規範 仮想の在り処 南十字星 未明の晩餐 にんげんのくに ノット・ワンダフル・ワールズ フランケンシュタイン三原則 怠惰の大罪 公正的戦闘規範 通勤電車でスマホで書いた小説を電子書籍で自己出版…

新世界より の感想

長いよ。読むの大変だったよ。 調べたところSFが読みたい!を受賞してるしSFに分類されるというので買ってみたがあんまりSFじゃなかった。どっちかというとリアルよりのファンタジーな気が。まあ四畳半神話大系をSFに分類することもあるみたいだしとやかく言…

アンドロイドは電気羊の夢をみるか の感想

宣言通り2周目してきました。やっぱり合わなかった。いやもう恥を忍んで言ってしまおう。クソつまんなかった。 振り返ってみると俺のツボに入った作品というのはどうも理屈っぽいところがある。そのいちいちを挙げていくのは流石に恥ずかしいのでしないが、…

情けないことにフィリップ・K・ディックが合わない

伊藤計劃からSFに入っていってはや幾年。まずは有名ドコロをと思ってディックを読んでみたがほんとに合わない。言い換えるとつまらない。 前に高い城の男とかディファレンスエンジンとかを読んだときから薄々感づいていたけど、もしかしたら俺はSFが好きでは…

華氏451度 の感想

とても面白い。こういう思想的に厚い本は好き。 まずファイアマンが本を燃やす職業だっていうのがいい。とても皮肉が効いていて、一歩下がって物を見てるようなかっこよさがある。 内容の柱としてはもちろん本の価値についてなんだけど、ここがとてもよくで…

小説 君の名は の感想

ブックオフで100円だったので買ってみた。いやー読みやすくて良かった。最近は理屈をこじらせた変な小説ばっかり読んでるので、リフレッシュできた。 自分は「君の名は」が公開する前から新海ファンで(古参アピ)君の名は、にももちろん期待していたけど、…

ヨハネスブルグの天使たち の感想

読んではいたけど、なかなか感想を文章にすることが難しくて放置してました。 本書はDX9というロボットが落ちることをテーマにした連作短編集で、テーマからもわかるように、何が言いたいのかわかんない。そういうわけで感想が書けなかったわけです。感想…

単純な脳 複雑な私 の感想

結構前によんでたけど、二読目したので感想をば。 前の記事で「つながる脳科学」の感想をかいたけど、あれよりは数倍自分の知りたいことが書いてあった。とにかく脳の不思議なところを門外漢にわかりやすく、それでいて面白さが失われないように解説してる。…

つながる脳科学 の感想

脳科学からみた心の仕組みや倫理について興味があって読んだけど、正直知りたかったことはあまり書いてなかった。 まず本書の形式は脳科学の専門家がそれぞれ自分の研究をバラバラに語っているので、前の章で解説された語句がまた解説されてうっとうしいとい…

言語学の教室 の感想

前回「ビックデータコネクト」で一息ついたので、また教養書に戻った。はじめてkindleでよんでみたんだけど、寝っ転がりながらの読みやすさが紙の本と段違いなのと移動中にさっとスマホ出してすぐ読めるのでとても使いやすい。kindle readerを買おうかなとも…

ビックデータコネクト の感想

最近重い本が続いていたので、普通のエンタメ小説を読んでみた。 やっぱり藤井さんの小説は面白い。ほんとによく練られてる。正直練られすぎててわかんない部分もある。個人情報の取り扱いが云々とかはわからなかった。読んでるこっちがわかんないのに藤井さ…

戦争広告代理店 の感想

最近戦争に関するドキュメンタリーを色々読んでいるけど、そのすべてが、自分が今まで全く知らなかった領域を教えてくれるので自分の価値観がぐわんぐわんと揺れている。本書もそのうちの一つ。 一番読んでいてためになったのが、いかにアメリカの政治が行わ…

鴨川ホルモー の感想

感想を一言でいうと「なんだこれ」。 内容としては真面目に不真面目をやってる大学青春エンタメ小説で、京都が舞台。俺にとっては真面目に不真面目で京都といえば森見登美彦が真っ先に思い浮かぶ。パクリだとかいうつまらない意見を言うつもりはないけど、や…

誰にも書けなかった戦争の現実 の感想

本書はWWⅡについてのノンフィクション。ブックオフで200円で売ってたので読んでみたけど値段以上の価値があった。 WWⅡに関するドキュメントは全く読んだことがなくて、これが初めてだけど、非常に詳細かつ広範に調べられていると思う。まず本がとても分厚い…

boy's surface の感想

self reference engin(SRE)から円城塔に入ったので、どうしても比較してしまうのですが、俺個人の好みとしてはSREのほうが好きです。 本作も円城塔の例にもれず、やたらと迂遠で遠回りな文体が採用されているわけですが、これが今回の作風とあってないなぁ…

横浜駅は増殖する

ふと思い立って「小説サイト」でggってみたところかなり面白い小説を発掘してしまった(俺が知らなかっただけ)ので紹介と感想。 https://kakuyomu.jp/works/4852201425154905871 正直こんな駄文読んでるよりとりあえず読んでみた方がいいです。全然長くないの…

self reference engineの感想2

最近SREを壁紙にしたので本棚から引っ張り出してきてもう一度読んでるわけですが、時間をおいて読み直すと新しいものが見つかってとても面白い。そしてそれと同時に一体どれだけ読み落としてたんだとすこし落ち込むのですが。 何が面白いってまずかっこいい…

gene mapper 感想

久しぶりにちゃんとした王道SFを読んだ感じがします。最近は癖のある本しか読んでなかったので王道ですがむしろ新鮮に感じました。 読んでてちょっと引っ掛かったのですが、ARといえば私は視界にポップというか吹き出しみたいなものが出てくるのを想像してい…

ディファレンスエンジン 感想

正直まったく面白くありませんでした。登場人物多いしわけのわからん単語ばっかでてくるしで、身の丈に合わない英語長文をとりあえず目で追ったような感じになりました。 途中まではそこそこ頑張って読んでいたのですが、マロリーが大悪臭を切り抜けたあとら…

ニューロマンサー/ ウィリアム・ギブスン 感想

読みました。二回読みました。だって全然説明しないんですもん。旅の目的とか異常事態がおこったとか物語の流れを左右することがさらっと書かれてるので今なにやってるのかわかんなかったり、はるか昔のページのことを当たり前のように掘り返したり、急に違…

イニシエーション・ラブ 感想 

趣向替え第二弾。叙述トリックでggってたらたまたま目についたのでよんでみました。 ずっと「ミステリはどこ・・・('ω')」っなってましたが最後のほうの物理学専攻ですのあたりでやっと「ん?」となりました。気づかなかった言い訳をするとこれも全く推理せ…

アクロイド殺し 感想

ちょっと趣向を変えてミステリを読んでみました。叙述トリックの元祖ということでミステリ小説界の歴史に残っている作品だそうです。 私は全然ミステリは読まないのですが、そんな私でもそこそこ楽しめました。オチを知らなければもっと楽しめたと思いますが…

「戦争」の心理学/デーヴ・グロスマン 感想

前書きに書いてある通り、とても実践的な本でした。 「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム 作者: デーヴ・グロスマン,ローレン・W・クリステンセン,安原和見 出版社/メーカー: 二見書房 発売日: 2008/03/01 メディア: 単行本 購入: 4人 クリック: …