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読書術/加藤周一 感想

 読書法とういのは昔から何べんも論じられてきたようですが、その中でもこの本は特別な位置を占めているようです。

 本書では本当に基礎から読書法が論じられていて例えば本は早く読むのか遅く読むのがいいのかとか、小説だけでなく雑誌や新聞、外国小説の読み方などこれから活字に親しみたいと考える人にとってはとても有益な本になるでしょう。

 しかし、すでに読みたいジャンルなり作者なりが決まっていて、さらに深い読解がしたいという人にとってはもっと良い本があるだろうと思います。私は最近興味を持ち始めたSFや古典文学の読解など具体的な指針を求めてこの本を買ったのですが、本書に書いてあるのは一般論です。そりゃそうだ。そもそも前書きにもこの本は一般論を論じる、とあるので全く本書が悪いわけではないのです。私が今しているのは数学の問題集を買って、英語の解説がないとわめいてるようなものです。

 結局私の選択が悪かったとなるのですが、全く得るものがなかったわけではありません。現代にはたくさんの印刷物が飛び交っていてそのすべてを網羅するのはとてもできませんが、そういう場合の対処法など参考になることも多かったです。

 ほんをかうときにはちゃんとないようをはあくしてからかうようにしましょう。