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プライベートライアン 感想

 見てる間ずっと手に力入りっぱなしでした。
 プライベートライアンといえば冒頭20分のオハマビーチでの戦闘が有名ですが、実際にみてみるとその生々しさが感じられます。弾をはじいたヘルメットを運が良いといって外して確認している間にヘッドショットされたシーンなんか声でました。
 ネットではプライベートライアンの凄いところは戦争を個人のレベルまで引きずり下ろしたことだ、というのをよく見ます。一般的日本人である私は当然戦争に対する印象は漠然としかないのですが、私みたいな人たちに対して衝撃を与える映画だと思います。
 戦争を個人的なものにしたものは、やはり個人それぞれの描写のおかげでしょう。上の命令に嫌々従う部隊員たちや、人殺しができないアパム伍長など色々な要素はありますが、一番大事なのは人が死ぬ過程とそれがもたらす影響を描いたところなんじゃないかと思います。途中で敵の基地を襲ったため仲間の1人が死んでしまう場面がありますが、あのシーンは非常にリアルでした。拭いても拭いても吹き出してくる血と、助かると繰り返す仲間、見ているしかできないアパム伍長も可哀想です。
 関係ありませんが途中で違うライアンでてくる下りいります?面白かったんでいいですけど。「ドンマイ!」と励ますような固い握手と呆れ顔の隊員には笑いました。
 あと狙撃手かっこよすぎません?カウンタースナイプするところとか塔の上から手信号で意志疎通をしていたり、頼れる相棒感がすごいです。
 見て良かったです。