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ショーシャンクの空に 感想

 amazon prime で無料になっていたので見てみました。前々から「ショーシャンクの空に」は名作だとは聞いていたので興味はあったのですが、実際みてみると大いにうなずける評価です。

 まず見終わってきづいたのが、ストーリーに全く不要なところがないということ。何気ない会話や場面にまで仕込みがされているストーリー構成には驚かされました。終盤では急にでてくる展開が多いのですが巧妙に仕掛けられた伏線のおかげで無理がありません。
 私は最近色々な作品に触れているのですが、名作というのは概してムダな部分がなく、何かその作品をとおして訴えたい、通底したテーマがあるのだと感じました。作品の雰囲気だったりエピソードの一つ一つまで最後のオチにつながっている分テーマの提示に厚みが出てくるのではないかなーと思います。ショーシャンクでは囚人の社会復帰がテーマですが、これは私がいままで全く関心のなかったことでした。未知の分野に触れるのはすごく知的好奇心がくすぐられます。こういう新たな問題提起ができるのが大事なんでしょうね。知ってることを延々語られてもうんざりしますから。駄作に触れる機会もあるのですがやはりみてて新鮮さが足りない感じがします。
 かなり面白かったです。見てない方は見たほうがいいですよ。