単純な脳 複雑な私 の感想

 結構前によんでたけど、二読目したので感想をば。

 前の記事で「つながる脳科学」の感想をかいたけど、あれよりは数倍自分の知りたいことが書いてあった。とにかく脳の不思議なところを門外漢にわかりやすく、それでいて面白さが失われないように解説してる。普通自分が好きな領域の話になると長々と話したくなるのが人の性だと思うけど、実験方法などの過程を必要最小限にして結果と考察に重点をおいていて、退屈な講義にならないように工夫したんだろうなと感じられる。

 自由意志の議論でよく引き合いに出されるリベットの実験も本書は扱っていて、人間には自由意志ではなくて自由否定があるんじゃないかというのはとても興味深かった。

感じる/感じない 自分/自分じゃない みたいな哲学的な話題が満載で、SF読む人なら読んでおいて損はないと思う。そういえばいい加減SFの有名どころを読み進めなければ。