趣味記録

自転車、本、PCなど色々

イニシエーション・ラブ 感想 

 趣向替え第二弾。叙述トリックでggってたらたまたま目についたのでよんでみました。

 ずっと「ミステリはどこ・・・('ω')」っなってましたが最後のほうの物理学専攻ですのあたりでやっと「ん?」となりました。気づかなかった言い訳をするとこれも全く推理せずに読んでました。

 これどうなんですかねー。私の記憶が正しければ辰也って最後まで全く名前でてきてないですよね?間違っていたらこわい。最後の最後に新キャラって私はあんまり納得できないですねー。まぁ読んでる私たちは衝撃うけますが、結局全員新しい恋人作ってよろしくやってるんでハッピーエンドです。見方を変えればただの恋愛小説なのだ。良かった・・・悲しんだ人はいなかったんだ・・・。

 作中色々年代に関するヒントが散りばめられていますが平成生まれの私にはめっちゃわかりづらいです。だからオチであまり納得いかなかったのかも。

アクロイド殺し 感想

 ちょっと趣向を変えてミステリを読んでみました。叙述トリックの元祖ということでミステリ小説界の歴史に残っている作品だそうです。

  私は全然ミステリは読まないのですが、そんな私でもそこそこ楽しめました。オチを知らなければもっと楽しめたと思いますが、知らなかったらそもそも手に取らなかったのでそこはまあ文句を言うまい。でもwikipediaの概要ににいきなり大オチ書いてあるのはどうかと思います。

 トリックについてはわざと気づかないように、というか推理せずに読んでました。そっちのほうが衝撃あるかなと思ってましたが知ってるなら普通に最初から意識してよんだほうがよかったと思います。ほんとよくこんなトリック考え付きましたね。

 全く関係ありませんがアガサ・クリスティーって女なんですね。コナンのアガサ博士のイメージが強すぎて男だと思い込んでました。性別誤認トリックだと・・・!?

「戦争」の心理学/デーヴ・グロスマン 感想

 前書きに書いてある通り、とても実践的な本でした。

 

「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム

「戦争」の心理学 人間における戦闘のメカニズム

 

 

 本書の特徴は一貫して戦士のために書かれていることです。戦闘は当事者に重大な心理的影響をもたらしますが、筆者によればあらかじめその影響を知っておくことで負担を軽減できるそうです。そのため、戦闘にかかわった人の体験談が非常に多いです。筆者の主張だけではなく、第三者の視点があることで説得力が増しています。それに一つ一つの話が、戦闘を経験したことのない私にとっては衝撃でした。ww2では大小失禁を経験した兵士がそれぞれ1/4,1/8いる、というのはびっくりしましたね。実際はもっといるらしいです。失禁とか悪役の下っ端がするイメージしかないですが意外と普通なんですね。体験談もとても参考になりますが、筆者の印象だけでなく調査に基づく具体的な数字も示してくれるのでとても信頼できます。

 いろいろ驚いたことはあるのですが、朝鮮戦争では戦闘中に命を落とした兵士より精神を病んで離脱した兵士のほうが多い、とか敵の姿が見えた時に発砲した兵士は2割しかいないって話は意外でした。本書では簡単に戦争の歴史を紹介していますが、それによると戦争では昔から肉体と同じかそれ以上に精神面が大事らしいです。私はてっきり戦争に行けば銃が撃てるようになるもんだと思ってました。

 ここまで大局的な話しかしてきませんでしたが、実際は戦闘がもたらす特殊な精神状態など、もっと個人的なレベルでの話も載っています。記憶混濁、体感時間の延長、心拍数による運動能力の変化などなどたくさんの事例が紹介されています。

 ちなみにゲームとメディア批判にもかなりのページが割かれています。正直ここは言ってることが傾きすぎかなーとは思いました。でも暴力的なゲームが子供に悪影響を与えるというのはどうも事実みたいです。一ゲーム好きとしてはちょっと困るところでした。筆者の言うような全面禁止ではなく子供が影響を受けないように教育すべきなんじゃないでしょうか。

 あとシェークスピアとか文学作品からの引用めっちゃ多いです。正直読み飛ばしてましたすいません。

 多くの事例が細かく、網羅的に紹介されているので戦争系の創作するときに使えるんじゃないかなと思いました。

 

戦争の話

 最近戦争についての本を色々読んでいるのですが、今まで知らなかった残酷さを知って結構ショックを受けています。こんなに残酷なことが起こっているのに無関心でいられたことに自分で戸惑っています。
 で、戦争の悲惨さを伝えるにはどうすればいいのか少し考えてみたのです。周りをかえるんじゃなく自分ができることについて。社会派メディアに入ることも考えたのですが、戦争に興味がない人には伝わらない気がします。どんな集団にも言えると思うのですが、その集団が訴えたいことというのはどうも限られた人たちの間でしか知られていない気がします。何かを声高に主張しているのをみても「あーなんかやってるよ」、と世間の大多数は熱中している人をみて逆に冷めてしまう傾向があるんじゃないでしょうか。
 私は、世間に広く問題を知ってもらうには娯楽作品として扱うしかないのかなーと思います。戦争についての名著は沢山あるわけですが、それを普通の人が手にするとは考えにくいので、できることがもしあるならその名著への橋渡しじゃないですかね。戦争は残酷だとは言いますが、でも戦争について調べていくと面白いこともあるのです。極限状態に陥った人間の意識変性とか、戦略論とか。そういうところを上手いこと刺激すれば上手く行きそう。
 と、偉そうに色々書いてきましたが自分にそんなことが出来る自信もやる気もありません。所詮口だけです。私が今感じている、この戦争に対しての責任感が一過性のものだということは十分考えられます。人生で一回は何か偉大なことをなしたいです。何かはわかりませんが。

アルジャーノンに花束を/ ダニエル・キイス(小説) 感想

 かなり面白かったです。

 

 

毎回こういう登場人物の内面に焦点をあてた作品を読むと面白く感じるのですが、なんでなんでしょうね。感想を書くにはどこが面白かったと言葉にしなければいけませんが具体的に表現しようとするとなかなかできないのです。

 昔から登場人物の心の内側を主軸においた作品は存在します。こころ、罪と罰夜のピクニック(これしか思いつかないのですが汗)。こういった作品が面白い理由として、自分の経験したことがない世界を体験できるから、というのがあるんじゃないかなと思います。

 本書で言えば手術を経て急激に知能と情緒が発達した知的障害者が自分の過去と現在、そして未来と向き合いながらアイデンティティを確立していくのを見ているのが面白いということになります。誰でもチャーリーのような経験はしたことがあるんじゃないですかね。何となく友達の輪に入れなかったり、あの時こうしていればよかったと後悔したりとか。読んでいるときに具体的な記憶をイメージしている人はいないと思いますが、何となく感じていた感情をはっきりと言葉に表してくれる快感というのも面白く感じる理由なんじゃないかなと思います。アルバムみて「こんなのあったねぇ!」みたいな快感ですよ。

 こういう(月並みないいかたをすると)知識欲の刺激が小説を面白いと感じる所以だと思うのですがどうでしょうか。本書はそういう要素が多いから面白いということになります。小説はフィクションだから読む意味は全くなく、ノンフィクションのほうが価値は高いのである、とはならないのもこういう理由からじゃないですかね。

 知識欲が云々とは別に、本書にはとても参考になる言葉が多くあります。

たとえお話の世界だってルールがなくちゃならない。部分部分が首尾一貫していて、ぴったり整合しなくちゃいけない。こんな映画は嘘っぱちだ。無理やりつじつまを合わせている。脚本家か監督か、だれだか知らないが、プロットにそぐわないものを話の中に入れたがるからだ。だから不自然なんだ。-p128

なにもきれいなレッテルを張ってもらわなくてもいいんだ!問題はこの実験にかかわる前には友達がいたということなんだ。-p173

誰でも、なにかを軽蔑するもんじゃないですか。-p265

もう一番目とかド正論ですよね。万事筋が通っている本書で語られるので説得力もひとしおです。self reference engine は全く時系列も登場人物も世界の法則も整合性がとれていませんが、筋を通さないという筋を通しているのでセーフです。最近のアニメ実写化ラッシュとかまんま当てはまりますよ。そんなに見たわけじゃないですが。あと二つはなんか印象に残ってます。

 ひとつ文句をつけるとすれば翻訳に少し違和感があるとこですかね。チャーリーが急に「~するのはおよし」とか「お入りなさい」とか言いだします。でもまあこんなのは些細なことです。そんなに頻繁に出てくるわけじゃありません。

 名作といわれるのも納得です。タイトルの意味が分かると感動できます。読んでよかったです。

読書術/加藤周一 感想

 読書法とういのは昔から何べんも論じられてきたようですが、その中でもこの本は特別な位置を占めているようです。

 本書では本当に基礎から読書法が論じられていて例えば本は早く読むのか遅く読むのがいいのかとか、小説だけでなく雑誌や新聞、外国小説の読み方などこれから活字に親しみたいと考える人にとってはとても有益な本になるでしょう。

 しかし、すでに読みたいジャンルなり作者なりが決まっていて、さらに深い読解がしたいという人にとってはもっと良い本があるだろうと思います。私は最近興味を持ち始めたSFや古典文学の読解など具体的な指針を求めてこの本を買ったのですが、本書に書いてあるのは一般論です。そりゃそうだ。そもそも前書きにもこの本は一般論を論じる、とあるので全く本書が悪いわけではないのです。私が今しているのは数学の問題集を買って、英語の解説がないとわめいてるようなものです。

 結局私の選択が悪かったとなるのですが、全く得るものがなかったわけではありません。現代にはたくさんの印刷物が飛び交っていてそのすべてを網羅するのはとてもできませんが、そういう場合の対処法など参考になることも多かったです。

 ほんをかうときにはちゃんとないようをはあくしてからかうようにしましょう。

後藤さんのこと 感想

 なんだこれは・・・全然わかんねぇ・・・

 感想書けません!はい!閉廷!円城入門者・初心者はself reference engine よんでてください!おわり!