趣味記録

自転車、本、PCなど色々

感想を書く本

道化師の蝶

オブザベースボール

華氏451度

パーマーエルドリッチの三つの聖痕(途中)

 

 ただ道化師の蝶とオブザベースボールは図書館で読んでもう返してしまったので感想は書かないかも。読んだことのある人ならわかるとおもうが、感想が書きづらいことこの上ない。

 あと自分にはディックは合わないんじゃないだろうかと思う。「パーマー~」がとにかく面白くない。高い城の男も合わなかったし。とにかく「アンドロイドは~」を読んでから決めたいと思う。

 最近このブログの方向性についてよく考える。感想を書くのか書評を書くのか。感想なら自分の思ったことを言うだけだからまだ身の丈にあっているが、書評となると途端に崇高で意味のあることを書かなければと思うし、そもそも書き方がわからない。あらすじを追って行っても意味はないだろうし。やはり書くからには新しい知見を持ち込みたい。

 

 

小説 君の名は の感想

 ブックオフで100円だったので買ってみた。いやー読みやすくて良かった。最近は理屈をこじらせた変な小説ばっかり読んでるので、リフレッシュできた。

 自分は「君の名は」が公開する前から新海ファンで(古参アピ)君の名は、にももちろん期待していたけど、まさかあんな大きなブームになるなんて思ってなかった。新海作品なのに珍しく広告打ってるなーとは思ったけど。

 で、中身だけど、やっぱり「君の名は」は映画が一番かなーと思う。「君の名は」はファンタジー青春映画なわけだけど、自分はファンタジーをみると色々作者の(恣意的な)仕掛けが気になってしまう質だから、そこらへんを勢いで流してくれる映画の方が余計なことは考えずに楽しめた。流れということでいうと、小説は地の文が気になった。本書は一人称小説なんだけど、走って息も絶え絶えの状況で「息が切れ、ひざが笑っている」なんて冷静に解説されると違和感を感じる。やっぱり人ってそんなに言葉で生きてないよね。「苦しい」とか「愛しい」とか、しいて言葉にするとしたらそのぐらいの単純な感情しかないと思う。

 考えてみると今まで普通に読んでいた一人称小説はどれもこれも感情をわざわざ言葉にせず地の文は情景描写に徹していた気がしなくもない。パラパラと確認してみると「ヨハネスブルグのの天使たち」は感情を直接ではなく行動や発言を用いて間接的に描いてることが多いように感じる。

 さんざん言ったけど、中身は普通に面白かったし、映画では断片的にしか描かれていなかったところも掘り下げられていて、ファンブック的な楽しさがあった。

ヨハネスブルグの天使たち の感想

  読んではいたけど、なかなか感想を文章にすることが難しくて放置してました。

 本書はDX9というロボットが落ちることをテーマにした連作短編集で、テーマからもわかるように、何が言いたいのかわかんない。そういうわけで感想が書けなかったわけです。感想が「なんかすごかった」しかないから話の膨らませようがない。

 解説には「答えを求めて読むものではない」とあるけどまぁ結局この辺りが落としどころなのかなと思う。作中にも「教訓はなんだ」「教訓はない。あるのは事実だけだ。」っていう部分があったし。いっそ円城塔みたいに「言いたいこと隠してますよ~~」的な雰囲気をこれでもかと出してくれれば頑張って探す気にもなるけど、ない確率の方が高そうなのであきらめてしまった。

 中身としては、前半より後半のほうが好み。特に最後の「北東京の子供たち」。これはほんとに個人的な性癖なんだけど、自分はポストアポカリプスがほんと好きで、「北東京の子供たち」はそれが一番強く感じられたっていうだけ(アポカリプスしてないけど)。ポストアポカリプスといえばJGバラードがアポカリプスアポカリプスしてるらしいので今度はぜひ読む所存です。

 正直に言うと、二番目の「ロワーサイドの幽霊たち」は内容がよくわかんなかった。なんでもう一度9.11を起こそうとしたのかが謎(スラム化したから?)。誰か解説してくれ。

 そういえば本書で著者はポスト伊藤計劃だと言われることもあるみたいだけど、伊藤計劃を求めて本書を読むと失望というか、期待外れだと思う。これはポスト伊藤計劃の定義の問題で、1.脳科学を取り入れて人の意識や理性を扱うSF 2.近未来を舞台にして現代の問題点をあぶりだす という二つの定義があるとすると本書は2の方。ただ2の定義に当てはまる本なんて伊藤計劃以前も以後も変わらずあった(ある)わけで、無理やり伊藤計劃に当てはめるのはちょっとなと思う。結局伊藤計劃が面白すぎるのが悪い!。SFを読むごとに読者のうちに立ち上がってくる伊藤計劃の記憶。これも彼が仕組んだ「計画」の一部なのかもしれない。とかいう何の役にも立たない解説が様式化されるかもしれないぐらいには偉大だと、小生は思いまする。

最近読んだ本

ヨハネスブルグの天使たち

道化師の蝶

オブ・ザ・ベースボール

あとで感想を書く・・・はず

PyQを始めました

 色々一段落したのでいい加減プログラミングをやろうと探してみたけど、未経験者が初心者になる教材はあるのに、その後の教材がなかなかないor見つけにくいことがわかった。あと本の値段も安くはない。
 そこで出会ったのがこのPyQ!なんと一ヶ月3000円で教材がやり放題!タイトルをざっとみたところ応用までやってそうなので入会。とりあえず50問ぐらいやってみたけど内容は写経メインでよさげな感じ。ただプラグインのせいなのか次の問題をやろうとすると一度やった問題に戻るので一手間余計にかかるがまぁ大したことじゃない。
 

単純な脳 複雑な私 の感想

 結構前によんでたけど、二読目したので感想をば。

 前の記事で「つながる脳科学」の感想をかいたけど、あれよりは数倍自分の知りたいことが書いてあった。とにかく脳の不思議なところを門外漢にわかりやすく、それでいて面白さが失われないように解説してる。普通自分が好きな領域の話になると長々と話したくなるのが人の性だと思うけど、実験方法などの過程を必要最小限にして結果と考察に重点をおいていて、退屈な講義にならないように工夫したんだろうなと感じられる。

 自由意志の議論でよく引き合いに出されるリベットの実験も本書は扱っていて、人間には自由意志ではなくて自由否定があるんじゃないかというのはとても興味深かった。

感じる/感じない 自分/自分じゃない みたいな哲学的な話題が満載で、SF読む人なら読んでおいて損はないと思う。そういえばいい加減SFの有名どころを読み進めなければ。

 

つながる脳科学 の感想

 脳科学からみた心の仕組みや倫理について興味があって読んだけど、正直知りたかったことはあまり書いてなかった。

 まず本書の形式は脳科学の専門家がそれぞれ自分の研究をバラバラに語っているので、前の章で解説された語句がまた解説されてうっとうしいということが何度もあった(何回オプトジェネティクスとシナプスの解説でてくんだよ!)。その分の記述をへらしてほかのところに紙面を割いてほしかった。本書はいわば科学者が自分の論文を一般向けに書き直したのを集めた構成になっていて、実験の結果から考察を深めていく感じではなく、実験の手法に焦点が当てられていて、肝心の「心の構成」というところはあまり触れられていなかった。しかも少ないページで解説しようとするので、わかりにくいところも多かった。

 ただ内容としてはそこそこ面白かった。こんな感じで実験やってるんだなーとかわかる。Amazonみたいに星をつけるとしたら星3.5かな?